
2026年1月21日(水)、大阪中央電気倶楽部の関学電業会様にて、「大阪における昆布、出汁の歴史」というテーマで、会員の方に向けて講演を行いました。
前回の好評を受け、ご紹介により実現した本講演。1時間という限られた時間の中で、大阪の食文化のルーツから、健康に直結する「だしの力」までを凝縮してお伝えしました。

セミナーの様子
大阪の歴史と昆布の深い関わり
まずは、会場周辺の「堂島浜」にまつわる歴史クイズを実施。
また、弊社・神宗のパッケージに描かれた「蛸の松」の由来を通じ、当時の暮らしに触れながら自社製品の試食も楽しんでいただきました。
そして北前船の寄港地として栄えた大阪の歩みと、川村瑞賢や銭屋五兵衛といった偉人たちが、いかにして北海道の昆布を大阪へ運び「天下の台所」を支えたかを解説しました。
「水」が育んだ日本独自の食文化
なぜ日本は「だし」を引くのか?その理由は「軟水」にあります。
欧米の「硬水」では旨味が抽出されにくいため、油で炒める調理法が発展した一方、日本の軟水は素材の味を引き出すのに適していました。
タテ型洗濯機(日本の軟水向け)とドラム型(海外の硬水向け)の違いという意外な視点からの解説に、皆様深く頷かれていました。

うま味の相乗効果と味覚トレーニング
「うま味(UMAMI)」の基本を学び、昆布と鰹節を同時に口にすることで、旨味が数倍に膨らむ「相乗効果」を体感。

さらに、「一番だし」の試飲を通じ、理想的な塩分濃度(0.8%)についてお話ししました。
だしを継続的に摂ることで味覚が研ぎ澄まされ、減塩でも満足できる健康的な食生活に繋がることをお伝えしました。


歴史、科学、健康と多角的な視点からのアプローチにより、終始和やかな雰囲気で、講義後には多くの感謝のお声をいただく充実した時間となりました。
今後も大阪の食文化の素晴らしさを広める活動に邁進してまいります。
