
2025年5月17日(土)、開平小学校様にて、3年生の児童達、その保護者様に向けて、セミナー、料理教室を行いました。
セミナーの様子
まず「基本五味」の話から説明しました。
マグネットを使い、人間の舌が感じられる「味」について説明するのを、子供達も保護者様も興味深く聞いていました。
そして料理に使われている調味料が、5つの味のうちのどれに属するかを説明しました。
「うま味」がある代表的な食材は「昆布」と「鰹節」です。
今回は、「まぐろ節けずり」を親子そろって体験していただきました。かつお節は非常に固いため、ふわっとした花削りを削ることが難しいので、比較的削りやすいまぐろ節で削り体験をしていただきます。
ご家庭ではなかなか触れることが出来ない削り節器の説明に、大人も子供も興味津々。

お母さま達に手伝っていただき、一生懸命に削り節を削る子供達。
工作のような作業に四苦八苦しながら削られているのが印象的でした。

そして次に、小山による一番だしの引き方の実演を見ていただきました。
引きたてのだしの香りに、近くで見学していた皆さんが「いい匂い」と口々に感想を仰っていました。

そしてその一番だしを使って、おいしい塩分濃度の実験です。
一番だしに、最もおいしいと感じるまで塩を混ぜていき、「ここだ!」というところで塩分濃度計で塩分濃度を測ります。
一番だしにしっかりとうま味が感じられるため、少ない塩分でも十分美味しいと感じることができました。

いよいよ今日のメインイベント、皆で調理の時間です。
作ったのは「めんつゆ」「味噌汁」「だしガラの佃煮」「おにぎり」「うどん」の5つ。
「めんつゆ」「味噌汁」「うどん」は一番出汁を使い、「だしガラの佃煮」は、一番出汁を引いてできただしガラで作りました。
「おにぎり」は、神宗の商品「おにぎり塩昆布ごま入り」を白ご飯で包んで握ります。
昆布のうま味、だしのうま味がしっかりと感じられる料理の数々に、おかわりをされる方も多く、皆さんで舌鼓を打っていました。

出汁で「うま味」を感じることで、味覚を意識することの大切さ、「うま味」を生かした料理の美味しさを、親子そろって感じていただける貴重な時間となりました。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
