
2024年11月2日(土)、啓明学院様にて、生徒の保護者様に向けて、セミナー、料理教室を行いました。
セミナーの様子
セミナーの冒頭ではまず、神宗の自己紹介から。
淀屋橋に本店があり、江戸時代の町家を再現した店内の紹介や、取り扱っている商品、その商品を作るための素材へのこだわりなどを紹介しました。
そして、ギフトとしてお使いいただいているだけでなく、日々の料理をちょっと豊かにする商品の使い方も紹介しました。
神宗といえば「昆布」。
まず昆布がどのようにして収穫され、私達の手元にやってくるか、その歴史も説明しました。
昆布が北海道から大阪まで「北前船」に乗って運ばれてきたことや、鰹節と出会って合わせだしが誕生したこと、その旨みの相乗効果について。
また、和食と日本の伝統的な調味料は、基本五味で支えられていること。
神宗の商品「めんつゆ」「にゅうめん」「うまみだれ」「美鍋」「うまみ酢」も、伝統的な調味料で作られていることを説明いたしました。

座学の後は、実際に学んだことを生かしながらの料理教室。
献立は「松茸のお吸い物」「酢の物」「きのこごはん」「茶碗蒸し」「だし巻き卵」「関西風・関東風かけそば」です。
毎日ご家庭にて料理を作られているため、品数が多くても手際が良く、テキパキと調理を進めていきます。
昆布と鰹節で本格的にだしを取って作る料理や、塩分濃度を実際に濃度計を使って測りながら作るのは、新鮮な時間です。
皆さん、興味津々で濃度計を使って塩分を測っておられました。

神宗では2024年冬、毎年好評の「年越しそばセット」を「関西だし」「関東だし」「カレーだし」の3種で販売いたしました。つゆの色はもちろん、味わいが全く違い、またそれぞれに合う具材も変わってきます。
今回はこの「関西だし」と「関東だし」の違いを感じていただけるよう、2種を調理し、味わっていただきました。

全部で7種の料理が完成し、皆さんで味の感想を言い合いながら楽しくいただきました。
今回は、普段から料理をされる方々に、改めてだしの大切さや食育の大切さを、調理を通して学んでいただける機会となりました。
これからのご家族との食生活が、少しでも豊かになれば幸いです。
