10月22日(火)に、NTTデータ関西様にて、社員の方向けに出汁セミナーを開催いたしました。
定時後の有志ではありましたが、興味を持って参加してくださる社員様が多数おられ、和やかなムードの中でセミナーがスタートいたしました。
セミナーの様子
セミナーの冒頭ではまず、地元の歴史について小山からクイズ。
神宗の商品パッケージにも描かれている「蛸の松」についてや、堂島の米市場など、大阪市内で働いていてもなかなか触れることのない大阪の歴史について、グループで考えました。
クイズに一番多く正解したグループには神宗からサービスの景品が贈られました。
簡単に神宗について紹介したのち、大阪の食文化と世界の食文化の違い、昆布の歴史、和食の土台となるだしや、水の硬度、世界のだしについて、実際に試食や試飲、削り節体験を通じて、改めてその基本に触れながら、理解を深めていただきました。
削り体験では、まぐろの荒節を削り器で実際に削っていただきました。
参加者の中には初体験の方が多く、皆さん立ち上がって「こうかな?」と確かめながら削られていました。
削り立ての節を試食すると、「旨みがすごい!」と、市販で売られている花かつおとの違いを改めて実感される方もいらっしゃいました。
一番だしの引き方の実演では、昆布の最高級と言われる香深産利尻昆布のだしに、鰹節で一番だしを引きました。
温かい引きたての一番だしの美味しさをしみじみと味わう方も多数いらっしゃり、その素晴らしさを改めて感じていただきました。
そして、引きたての出汁を使っての吸い地づくりでは、初めて見る塩分濃度計に興味津々で、普段何気なく口にしている食べ物や飲み物の塩分について、改めて意識する機会となりました。
2時間という短い時間でしたが、大阪や昆布の歴史、和食におけるだしの大切さ、試食や試飲などの体験を通して、改めて日本の和食の素晴らしさを感じていただけましたら幸いです。